R128 リアルタイム音量ノーマライザーは、foobar2000 2.x (Windows x64)向けのR128ベース・リアルタイム音量ノーマライザーです。
技術識別名、リポジトリ名、DLL名は従来どおり foo_r128_normalizer です。
通常のラウドネス補正に加え、任意でモダン処理、1バンド・アダプティブ、3バンド・アダプティブを利用できます。
GitHub Releasesから、次のファイルをダウンロードしてください。
foo_r128_normalizer_v1.11.0.fb2k-component
一般利用では、Visual Studioやfoobar2000 SDKは必要ありません。
foo_r128_normalizer_v1.11.0.fb2k-componentをダウンロードします。- ファイルを開き、foobar2000の確認画面に従ってインストールします。
- foobar2000を再起動します。
- DSP Managerで「R128 音量ノーマライザー」を使用中のDSPへ追加します。
- 最初は「ナチュラル -18」を選ぶことをおすすめします。
設定画面下部の「表示言語」で、次から選択できます。
- 自動(Windows)
- 日本語
- English
設定画面、プリセット、診断、ヘルプ、用語集、ライセンス、Playbackメニュー、 DSP名へすぐ反映されます。言語設定はDSPプリセットと別に保存されるため、 設定形式v7、既存プリセット、音声処理、GUIDには影響しません。
リアルタイム自動制御の状態を 「正常/監視中/自動調整中/調整上限」で表示します。 安全復帰後の現在の処理状態は「正常」に戻ります。 True Peak超過、リミッター過多、クリッパー過多、複数要因のいずれで 制御が必要になったかと、実施した自動減衰量も診断画面で確認できます。
v1.8.0では、診断タブの[自動制御履歴]から、 自動制御が実際に発動した最新100曲を確認できます。
- 再生日時
- 曲名/アーティスト
- 使用プリセット
- 発動理由
- 最大自動減衰量
- 発動回数
- 調整上限への到達
- 安全復帰
履歴は再起動後も保持され、一覧をクリップボードへコピーできます。 選択した履歴または全履歴の削除にも対応します。 短い「監視中」だけで自動調整へ入らなかった曲は履歴へ追加しません。
v1.9.0では、診断タブの[推移グラフ]から、再生中の曲について 次の4項目を時間軸に沿って確認できます。
- Short-termラウドネス
- 適用中の総ゲイン
- 自動減衰量
- 処理後True Peak
値は約1秒ごとに記録し、自動制御が発動した位置を赤い縦線で表示します。 保持するのは現在の1曲だけで、曲が変わると自動的にリセットされます。 グラフ画面を閉じている間は描画しません。音声処理スレッドでは グラフ用の記録・描画を行わないため、再生への影響を抑えています。
DSPへ追加した後は、DSP Managerを開かずに次のメニューから設定できます。
Playback → R128 音量ノーマライザーの設定...
このメニューコマンドは、foobar2000のキーボードショートカット設定にも割り当てられます。
直接開いた設定画面はfoobar2000より常に手前に表示されます。 設定画面を開いたまま、背後のfoobar2000を操作できます。 Windows全体の「常に最前面」ではないため、ほかのアプリは通常どおり前へ出せます。
安全のため、次の場合は設定を変更せず案内を表示します。
- 現在のDSPチェーンに本DSPが登録されていない
- 現在のDSPチェーンに本DSPが複数登録されている
- ナチュラル -18
- パワーブースト -14
- リラックス -23
- ナイトセーフ -22
- モダンブースト -9
- 1バンド・アダプティブ -10
- 3バンド・アダプティブ -10
追加マスタリング処理は、音量だけでなく音色やダイナミクスにも影響します。 純粋な音量統一を優先する場合は、標準4プリセットを使用してください。
v1.10.0以降では、現在の基本設定と追加処理設定を任意の名前で保存できます。
- [名前を付けて保存]:現在の設定欄を新しい名前で保存
- [呼出]:選択したユーザープリセットを設定欄へ読み込み
- [上書き]:選択したユーザープリセットを現在の設定で更新
- [名前変更]:保存済みの名前だけを変更
- [削除]:保存済みのユーザープリセットを削除
日本語・英語を含む1~64文字の名前を使用でき、最大100件まで保存できます。 既存7プリセットは変更・削除されません。既存プリセットを基に調整し、 [名前を付けて保存]で別のユーザープリセットとして保存できます。 ユーザープリセットはfoobar2000の設定内だけに保存され、外部へ送信されません。
v1.11.0では、バックアップや別PCへの移行用に次の操作を追加しました。
- [選択を書き出し]:選択した1件だけを
.r128presetへ保存 - [すべて書き出し]:最大100件を1ファイルへ一括保存
- [ファイルから読み込み]:書き出したファイルから復元
- 同名時は[上書き][別名保存][スキップ]から選択
- 読み込み前にファイル全体を検証し、壊れている場合は既存データを変更しない
書き出しファイルに含まれるのは、ユーザープリセット名と設定値だけです。 曲名、アーティスト名、音声、ファイルパス、Windowsユーザー名、PC名、IPアドレスは含みません。
- foobar2000本体のライト/ダーク表示へ自動追従
- 設定画面、各コントロール、タブ、ツールチップ、用語集、項目ヘルプ、ライセンス・クレジット表示のダークモード対応
- R128ベースのリアルタイム音量補正
- Playbackメニューから設定画面を直接表示
- キーボードショートカットから設定画面を起動可能
- Momentary/Short-term/Integrated/LRA表示
- True Peak推定と先読みリミッター
- 曲頭安定化、静音保護、ゲイン固定
- モダン、1バンド・アダプティブ、3バンド・アダプティブ
- 音量一致A/B比較と完全バイパス比較
- トラック終了後の診断結果保持
- 診断コピー、用語集、項目別ヘルプ
- 自動制御の状態、発動理由、自動減衰量をリアルタイム表示
- 自動制御が発動した最新100曲の履歴、コピー、選択削除、全削除
- 現在の1曲だけを対象とする軽量な自動制御推移グラフ
- 現在の全設定を保存・呼出・上書き・名前変更・削除できるユーザープリセット
- ユーザープリセットの選択書き出し、一括書き出し、読み込み
- 異常な音声数値に対する安全保護
- 基本設定/追加処理/診断の3タブ画面
- 基本設定と診断ページの各項目を、省略しない正式名称で表示
- 用語集の用語名も、できる範囲で正式名称へ統一
- 追加処理タブを横3列カード表示にし、3つの処理を比較しやすく配置
- 共通の処理強度設定を追加処理タブ下段へ横一杯に配置
- 診断ページの上下余白を均等に調整
- 基本設定と診断は、左列を上から下へ読んでから右列へ移る構成
- 診断ページを2列表示にし、各項目を正式名称で表示
- 再起動後も現在のプリセット名を表示
- 手動調整した設定は「カスタム設定」と表示
- [初期設定]は確認ダイアログを経てから設定欄へ反映され、[適用]を押すと再生中のDSPへ反映
- [適用]は設定変更がある時だけ有効になり、適用後は無効へ戻る
- 画面解像度:1920 × 1080
- Windows表示倍率:150%
- 設定画面全体が作業領域内に収まることを実機確認
その他の解像度、表示倍率、タスクバー構成、マルチモニター構成では、 表示結果が異なる場合があります。
- foobar2000 2.x
- Windows x64
- 直接設定メニューは現在の再生用DSPチェーンを対象にします。
- 同じDSPを複数登録している場合は、誤変更防止のため直接設定を開きません。
- 3バンド処理は、軽量・低遅延を優先した簡易構成です。
- 素材別に調整された業務用マスタリングの代替ではありません。
- True Peakは4倍オーバーサンプリングによる近似です。
- すべての画面解像度とDPI倍率での表示を保証するものではありません。
- 実際の出力品質は再生チェーン全体の影響を受けます。
開発者向けの手順は BUILDING.md を参照してください。
一般利用者がソースからビルドする必要はありません。
MIT License
Author: Maximum
本実装は EBU R128 Normalizer by mudlord の先行概念を参考にしつつ、
独立して実装されたものです。詳細は THIRD-PARTY-NOTICES.txt を参照してください。